7年ほど前に新婚旅行で行ったトルコの街路樹を紹介します。
プラタナスですね。
プラタナスは古代ヨーロッパで多く植えられ、古代ギリシャではソクラテスやプラトンがこの木の下で弟子たちに
講義を行った事から「学問の木」や「哲学の木」と言われるようになったようです。
トルコでも街路樹として親しまれています。
この街路樹はそこそこ人通りのあるコンラッドホテルの前の通りなのですが、ほとんどの木が腐朽空洞化しています。
街路樹診断士としては倒木の危険性があると判断され、この木の下で未来ある若者が学習することはあまりお勧めできません。
剪定はチェーンソーしか使わないのがポリシーなのでしょうか。大枝は切る時はおおいに切るようです。
腐朽空洞部には非常に丁寧に土のブロックが詰め込まれています。
不定根が出ていそうですね。
雑にするところと丁寧なところの価値観がおもしろいですね。
トルコでは古くからある寺院などに行けば日本では見られないような大きなプラタナスを見る事もできます。
もちろん腐朽空洞率は50%以上です。
文化の違う場所にいくと、こんなのもありなんだーと少し気持ちが楽になるし、おもしろいですね。